外壁塗装のチョーキング現象は放置するとヤバいの？

こんにちは！大阪高石市の外壁・屋根塗装専門店コーラルリーフです。 今回は、「チョーキング現象」について解説していきます！

築10年前後の戸建てのお家に住んでいる方はもしかすると一度は聞いたことがあるかもしれません。よくあるのが外壁塗装の訪問販売業者に「チョーキング現象が出ているので、そろそろ塗装を検討した方がいいでしょう」と言われることです。

では本当に外壁塗装工事を検討した方がいいのかについて、しっかり解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもチョーキング現象とは？

外壁を触ると白い粉が付く「チョーキング現象」ですが、チョークを触ったように、指に白い粉がつくことから、このように呼ばれています。

結論から言うと、チョーキング現象は外壁の塗料が経年劣化することで起こってしまう現象で、これは塗料の樹脂成分が紫外線や雨風などの外的要因によって塗膜が劣化することで、顔料成分が表面に浮き出てしまい粉状になることが原因です。

チョーキング現象が起こりやすい場所

• 日当たりの良い南側や西側の壁: 紫外線を最も多く受けるため、チョーキングが起こりやすいです。
• 2階以上の壁: 地面からの距離が近いため、雨や風などの影響を受けやすく、劣化が早まります。
• バルコニーやベランダ: 直射日光や雨風に常にさらされるため、チョーキングが起こりやすい箇所です。

チョーキング現象に気付くには？

• 外壁を触ってみる: 外壁を触って白い粉が付くかどうかを確認します。
• 水をかけてみる: 水をかけると、チョーキングしている部分が白く浮き出て見えます。
• 肉眼で観察する: 外壁の色が褪せたり、表面がザラザラしていたりする場合も、チョーキングの可能性があります。

チョーキング現象を放置するとどうなる？

チョーキング現象を放置すると、以下のような悪影響が考えられます。

• 外壁の保護機能低下: 塗料が劣化し、外壁を雨や紫外線から保護する機能が低下します。
• カビやコケの発生: 外壁が水分を吸収しやすくなり、カビやコケが発生しやすくなります。
• 建物全体の寿命短縮: 外壁の劣化が進行すると、建物全体の寿命を縮める可能性があります。
• 見た目の悪化: 外壁が白く粉っぽくなり、建物の美観を損なう原因となります。
• 構造への影響: 湿気が侵入し、木材の腐朽や鉄筋のサビを引き起こす可能性があります。

ただし、起きている劣化の症状が「チョーキング現象」だけである場合は、急いで外壁塗装工事を検討しなくても良い場合もあります。
症状の度合いにもよりますが「チョーキング現象自体」は割と早い段階で現れる劣化の症状なので「そろそろ検討し始めると良い」サインである場合が多いです。

チョーキング現象に対策はあるの？

チョーキング現象の対策として、最も効果的なのが外壁塗装工事です。
外壁塗装をすることで、新しい塗料の皮膜で外壁を保護し、再びチョーキングが起こるのを防ぎます。

先程「そろそろ検討し始めると良い」サインとお伝えしたので「結局外壁塗装しなきゃダメなのでは？」なんて感じた方もいるのではないでしょうか。
正直どこかのタイミングで「外壁塗装をした方がいい」と言えますが、タイミングや予算などの兼ね合いで、すぐに工事が出来ないなんて方もいると思います。
そんな方は【外壁塗装の基本的なタイミングと役割】を知って、計画的に外壁塗装やその他お家のメンテナンスを検討していただくことがオススメです。

外壁塗装をするタイミングと役割は？

外壁塗装のタイミングは、一般的に5年～10年と言われています。しかし、5年未満であっても劣化したり、10年以上であっても劣化が見られないケースも存在します。そのため、メンテナンスのタイミングはお家によってさまざまです。
高石市の外壁塗り替え専門店コーラルリーフでは外壁塗装のタイミングを5年～10年を目安にとお伝えしていますが、まずはご自身で定期的な外壁の状態チェックをすることがおすすめとなります。

そして、外壁塗装工事を将来検討する予定の方に、必ず理解しておいていただきたいのが、外壁塗装の【役割と重要性】です。
外壁はその名の通り常に外に晒されている状態になります。そのため、劣化を止めることは難しく、放置すればするほど劣化は進行していく可能性が高まってしまうのです。

今回紹介した「チョーキング現象」はかなり初期の症状ですが、時間が経つとそこから外壁材の割れや変形などが起き始めるわかりやすいサインとなります。塗膜よりも内壁側にある、外壁材自体に劣化が多く見られた状態でメンテナンスを行うと費用が高くなったり、できる工事の種類が減ってしまう可能性が出てくるため、できるだけ早めに外壁塗装を行うことが費用を抑えられる一番の手段である可能性が高いのです。

そして一番知ってほしいことが外壁塗装は【あくまでも現状維持の工事であり、新築に戻す工事ではない】ということとなります。

例えば、スマホの画面が割れている状態で保護フィルムを貼っても割れている部分はそのままとなりますよね。キレイにしようと思うとスマホの画面の割れを修理することから始めると思います。保護フィルムを購入する費用の他にスマホ画面の割れを直す費用がかかるため高くつきます。
これは外壁塗装に置き換えると、スマホの画面が「外壁材」で、保護フィルムが「塗膜」となるわけです。

今の内容と同様に外壁材を取り換えようとすると、外壁塗装以外の費用が発生します。スマホの画面よりも外壁材の方が高いため、そこに外壁塗装を行うことで高額になる可能性が高くなります。

外壁材の補修方法が複数あるとはいえ、ベースの劣化が大きければ大きいほど、補修方法も限定されてしまい、気付いた頃には高くつく工事しかできなくなる場合があります。

そうならないために、外壁塗装工事は「早めにすると良い」と言われているのです。

さいごに

チョーキング現象は、外壁の寿命を縮め、建物の美観を損なう原因となります。ただし、早急に外壁塗装工事を検討しないと危険というわけではありません。
チョーキング症状に気付いたら、早めの対策として外壁塗装を検討し始めることがおすすめです。

大阪高石市の外壁・屋根塗装専門店コーラルリーフでは、劣化状態が初期症状の段階でも相談を受け付けております。まずはご自宅の状況だけでも把握し、どのタイミングで工事を行っていくかを検討していただけると幸いです。